入間 量子場調整 若石リフレクソロジー 母と私とアキノの部屋と

2013.09.04
母と私とアキノの部屋と

私の母は今市内のグループホームで生活しています。

時々顔を見に行きますが、その際は2人で並んでベッドに腰かけて時間を過ごします。
とりとめのないそしてエンドレスなおしゃべりが続きますが、いつも何故だか満ち足りています。
とても良い気が流れているので「ねむたいけど気持ちいい~」と毎回私は大欠伸です。

先日は母から初めての提案を受けました。「二人で旅行に行こうよ」と。「やっとそんな時が来たのよね」と。
私は涙をこらえるのがやっとです。それでも「いいねえ。四国は?」「行ってみたい」「お遍路さんになろうか?」「行く!連れて行って!」・・・連れて行きたい!出来ることなら。

でも要介護3の母と旅に出る自信は私にはありません。母にとってもきっと日常を変えるのはあまり宜しくない事だとも思います。

「私たち仲良くなって良かったね」と尚も娘を泣かせる言葉を畳み掛けながらいつもより楽しそうな母を見つめているうちにいろんな事がわかってきました。
母の気持ちもずっと反抗期だった私の行動の理由も。

これ以上は涙で書けませんので(?)、一言だけ「お母さん大好きだよ」と心の中で母につぶやいて部屋を出てきたことだけお伝えしておきます。


先日「なんでサロン名にお母さんの名前を使ったの?」と直球を投げてきた友人がいました。その場では『いつものご機嫌な酔っ払い』の私はなんと答えたか正確には覚えていませんが(・・・)、ここ数年いつも頭の中に愛しい人として母がいるから、そしてサロンにしているこの部屋はほんの短い間母が使っていたまさに『アキノの部屋』だからです。

こんな気持ちになれたのだから人生長く生きるのもいいものだなあと思います。

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